ディズニーの経営について、お話をさせてください。
ディズニーは、コロナで、大打撃を受けました。
2018年度は、東京ディズニーリゾート開園35周年もあり、
過去最高業績を出していたのです。
具体的には、
売上 5256億円
営業利益 1292億円
営業利益率 24.6%
入園者数 3256万人
という凄まじさです。
特に、営業利益率の凄まじさに、度肝を抜かれました。
が、コロナ禍による転落も凄まじい。
2020年度は、
売上 1705億円
営業利益 △459億円
営業利益率 △27,0%
入園者数 756万人
となりました。
コロナで、入園者数が対比23.2%に落ち込んだのだから、
売上も対比32.4%に落ち込むのも致し方ない。
むしろよく踏ん張った、そう思える業績でした。
そこから徐々に復活していき、
2023年度予測は、
売上 5946億円
営業利益 1467億円
営業利益率 24.7%
入園者数 2630万人
となっています。
過去最高業績!
華麗なるV字回復!
ですよ。
これを普通に見るだけなら、
「ディズニー、すごいなあ」
だけなのですが、その裏には、経営の強い決断がありました。
それをご紹介します。
コロナ禍において、
日本人の意識は完全に後ろ向きになっていました。
うちの会社、つぶれるのでは、
そう感じ、思い切ったことはできない。
会社を維持継続する、縮小均衡するだけで精一杯、
そんなムードが漂っていました。
ディズニーだって、その風潮と無縁ではなかったと思います。
入園者数も、売上も、3分の1以下になっているんです。
営業利益は、459億円のマイナスです。
普通の会社なら、ひとたまりもない数字ですよね。
ここで経営は何を決断したのか。
「投資」です。
「投資」を決断しています。
2024年開業予定のディズニーシー・ファンタジースプリングスには
3200億円の投資。
2027年開業予定のスペース・マウンテン周辺エリアの開発には
560億円の投資をしています。
コロナ禍においても、
年間売上の10%以上は投資しているわけです。
この決断、みなさまはできますでしょうか?
決断は、投資だけではありません。
「ゲストの体験価値の向上」についても決断しています。
具体的には、
1) 客数を減らす
2) 客単価を増やす
3) パークの魅力向上
です。
長くなってきましたので、続きは、次号でお伝えしますね。
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