私は、本学(人としてのあり方を学ぶ)として、古典を学んでいます。
あなたは、
「貞観政要」(じょうがんせいよう)
を、ご存知ですか?
言葉だけは聞いたことがあるかも、、という方、いらっしゃると思います。
「貞観政要」とは、
唐の皇帝・太宗の政治に関する言行を記録した書で、古来から「帝王学の教科書」とされてきたものです。
日本にも、平安時代に古写本が伝わり、
・歴代天皇陛下
・徳川将軍家
・足利将軍家
・北条執権家
などにおける、必読書だったそう。
唐の皇帝といえば、絶大な権力を握り、世界の中心は自分、という立場におわしめすわけですが、太宗は極めて質素。
臣下の諫言(かんげん)をよく聞くよう、努力されています。
私たちも、社長(リーダー)になると、
社員(メンバー)が意見をいいにくくなり、
裸の王様になりがちじゃないですか。
こうなると組織は衰退を始める。
乱れる。
滅ぶ。元になると。
こうならないよう、皇帝自らが、臣下の意見をよく聞くわけです。
例えば、、
・自分の容姿は厳粛であるがゆえに、進言する百官たちが圧倒されないよう、必ず温顔で接して臣下の意見を聞いた。
・官吏たちにいつも近くに座を与え、政治教化の利害得失について知ろうと努めた。
・質素倹約を奨励し、王公以下に身分不相応な出費を許さず、以来、国民の蓄財は豊かになった。
・公卿たちが太宗のために避暑の宮殿の新築を提案しても、太宗は費用がかかり過ぎると言って退けた。
・筋の通った進言・忠告を非常に喜び、至極もっともな言葉であると称賛し、普通の君主では到底改めにくいであろうところまでも改めた。
などなど。
これって、現代に生きる私たちが聞くと、当たり前のことのように聞こえるかもしれませんが、ものすごいことではありませんか。
驕る平家は久しからず。
で、平清盛の孫の代で滅亡。
源将軍家は、3代で滅亡。
世界に目を転じると、
ヨーロッパも、
中国も、
歴代の王朝、王家、皇帝はすべて、滅んでいるわけです。
(世界で現存する唯一の王朝は、日本の皇室(天皇家)のみ)
これすなわち、
「部下の進言・忠告を称賛し、改めるべきことを改める」
ということを、
自分自身が続けるのも、
子・孫の代まで続けるのも、
いかに難しいか、ということを示しています。
だからこそ!私たちは、リーダーとして、学ぶべきことを、学ばなければならない。
「諫言は喜んで聞く!」
ようにしないと、部下はもちろん、奥さんにすら愛想をつかされて、出ていかれてしまうわけです。
(わが家も気をつけねば・・)
ということで、「貞観政要」学びませんか。
私は、こちらの会で学びます。
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「貞観政要」
~東洋思想と帝王学に、リーダーの生き方を学ぶ~
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開催間近!となりました。
ぜひ、一緒に学びませんか。
お待ちしています!
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