人を大切にする経営学会/経営人財塾で共に学ぶ仲間、長谷川正人先生が経営する、
ゆたかカレッジを視察いたしました。
ゆたかカレッジとは、知的障碍者向けの、大学というか、高等教育機関です。
知的にハンデキャップのある人に、高等教育!?
と感じる方もおられると思います。
行く前は、私も、その意義をよく理解していませんでした。
障碍者は、18歳で特別支援学校等を卒業すると、
・働くか
・福祉施設にお世話になるか
二者択一を迫られます。
一般的な高校生は、大学進学という形で、進路選択の意志決定の先送り?ができるのですが、
障碍者にはそれが許されません。
発達が緩やかにも関わらず、です。
であれば、障碍者にも、
・就職しやすくなるよう心と体を育もう
・就職後も長く働くことができるよう心と体を育もう
・青春を謳歌する場をつくろう
という想いで、長谷川先生が立ち上げたのが、ゆたかカレッジです。
その結果、どうなっているのか。
素敵な成果、出ているんですよ。
例えば、就職について。
●就職率
・特別支援学校卒業生 34.0%
・ゆたかカレッジ卒業生 72.1%
●就職1年後の定着率
・特別支援学校卒業生 68.0%
・ゆたかカレッジ卒業生 88.6%
と、明快な成果が出ています。
もっというと、
●就職1年後の定着率
・健常者 82.6%
ですから、健常者よりも、ゆたかカレッジ卒業生の方が定着率が高い。
驚くべき成果です。
どうしたらこんな素晴らしい成果を出せるのか。
詳しくは、
等に譲りますが、私が見たところ、障碍者のみなさんが、
本当に楽しそうに授業に参加していました。
積極的でした。
先生からの問いかけに、挙手して発言していました。
一般の中高生よりも、元気だなーと。
とっても素敵な姿が、そこにありました。
障碍者が、何かにつまずき一生涯福祉施設にお世話になるとすると、
成人後、1億円ほどの公費がかかるといいます。
(月額16万円×12ヶ月×50年)
ゆたかカレッジに通うと、4年間の公費はかかりますが、
その後の就職率、定着率を考えると、どちらがいいのか。
どちらが幸せなのか。
人権、尊厳を考えると、どちらがいいのか。
その答えは、もう出ているように感じました。
ですから、世間に求められ、カレッジを全国に拡げつつあるのですが、
開所にはそれなりなお金がかかるため、世に必要とされているほどの展開が、
まだまだできていないとのこと。
うーーーん。もったいない。
もしよろしければ、本ブログをお読みになっているあなたも、
・就職/採用
・事業展開
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