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人を大切にする会社をつくる7つの実践

2023.02.03 ブログ

日本でいちばん大切にしたい会社の視察

先日、大寒波で雪の降り積もるなか、
島根が誇る超優良企業/日本でいちばん大切にしたい会社、

・島根電工さま
・中村ブレイスさま

の視察に伺いました。

・いい会社は、会社に一歩入った瞬間の空気感からして違う
・雰囲気がいい
・社員のみなさんが楽しそうに仕事している
・やらされ感がない
・ウェルカム感抜群
・業績ももちろん抜群

体感してまいりました。

そして視察後、同志たちとこんな会話になりました。

「うちの会社もこんな会社にしたい。どこから手を付ければいいのか・・」

そうなんです。
いい会社の視察に行くと、いつもこうなります。

現状(自社)と理想(人を大切にする会社)とのギャップが大きすぎて、
どこから手を付ければいいのかわからない。
途方に暮れる。

または何かを始めるが、なかなか成果が出ず、だんだんやらなくなる。
過去にそんな会社を何社も見てまいりました。

どうすればいいか。どこから手を付ければいいか。

この手法をシンプルに見出せば、悩める経営者の指針になるのではと思い、
いま入江が通学している経営大学院で卒論(プロジェクト研究)を書いています。

プロジェクト研究

この1年間、経営大学院に通学するなかで、
人を大切にする経営を実践している経営者の話をたくさん聴き、視察にも伺いました。

そして自分自身も過去に200社・1000回以上の講義を行ってきた経験から、
人を大切にする会社をつくるために何をすればいいか、どこから手を付ければいいか、
なるべくシンプルに、7つの実践項目を抽出しました。

3月のプロジェクト研究発表に先駆け、こちらで披露いたします。
ぜひご笑覧くださいませ。

人を大切にする会社をつくる7つの実践

1.経営理念・ビジョンの共有化
 経営理念やビジョンは言語化できているか。
 経営理念やビジョンは社員と共有共感できているか。
 経営理念やビジョンに基づく行動を社員一人ひとりが実践しているか。

2.非価格競争の追求
 自社の商品やサービスは価格競争に陥っていないか。
 競合他社と差別化できているか。ニッチトップを追求しているか。
 非価格競争を追求するため経営者と社員は対話・議論できているか。

3.給与や福利厚生は地域同業他社以上
 地域同業他社以上の給与水準(公務員:月収=年齢×1万円、年収=年齢×15万円)、
 地域同業他社以上の休日(週休2日制+α、日本企業平均年110日)を実現しているか。
 実現できてないのであれば、実現するよう経営者と社員が対話・議論し、実現に向けた戦略を描いているか。

4.対話の文化
 会議は上下関係なく話し「合い」ができているか。
 1on1では上司は部下の話を「聴」けているか。(聴く8割・話す2割)
 コミュニケーションは密か。心理的安全性は高いか。挨拶や返事は全員気持ちよく行っているか。

5.人財育成・人格養成
 社員の育成時間は勤務時間の5%以上(毎月1日以上)とっているか。
 共育(社員同士教え合う)しているか。朝礼や会議は共育現場になっているか。
 OJTは機能しているか。OJTという名の放置になっていないか。
 スキル教育(末学)だけでなく、社員の人格養成(本学)をしているか。

6.社員のホンネをくみとる仕組み
 全社員アンケート等で社員のホンネをくみとる仕組みはあるか。
 社員が感じている問題・課題を解決するよう努力しているか。
 アンケート等で経年変化を確認し、去年より今年、今年より来年が社員にとってより働きやすくなるよう努力しているか。

7.社員のモチベーションアップ
 以上等の施策により、社員のモチベーションを高めているか。
 社員の本気を引き出しているか。
 社員一人ひとりは本気で仕事をしているか。圧倒的な当事者意識をもっているか。

・・いかがでしょうか。
それぞれ10点満点で、あなたの会社ではどれくらい実践できているか、点数化なさってください。

あなたの会社は、70点満点中、何点ですか?

いい会社づくりのため、何から着手しますか?

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