Voiceお客様の声

株式会社丸上

2022.12.01 お客様の声

研修を通じて社員と一丸となって、 お客様のため、社会に貢献するための「より良い会社創り」に取り組める 丸上に生まれ変わることができました!

新型コロナウイルスの蔓延や、ウクライナ紛争、ロボットやAIの台頭等、これから「予測不可能な新しい時代」に突入する中で企業を存続させるためには、「変化し続けること」が最も重要になってきます。

変化し続ける会社創りを掲げ、呉服業界において最新技術を活用して業界を牽引し、日本の歴史と伝統文化を守り続けることを志す、株式会社丸上(まるじょう)の代表取締役社長、上達功(じょうたつ いさお)さんへのインタビューをご紹介します。

丸上とはどのような会社ですか? また、人財育成研修を入江に依頼された背景をお聞かせください。

上達社長

弊社は創業72年、私は丸上に入社し17年、社長に就任し10年となる、3代目の跡取りです。
当社は創業以来、一貫して着物のみを扱う、卸問屋・専門商社として発展してまいりました。

入江

社長に就任されてからの10年間で、どんなことがありましたか?

上達社長

社長就任当初は、自分のことや毎月の数字をつくることばかりを考えて、短絡的な視点になっていました。
しかし、社長にしかできないことをやらねばならないと気づき、3年、5年、10年先の会社の未来を考えることこそ大事だと思うようになりました。

2011年の東日本大震災も大変でしたが、2020年の新型コロナウイルスの蔓延は大打撃で、東京一の呉服問屋という強みが弱みになってしまい、前年対比売上8割減を経験しました。
一時は先が見えないほどでしたが、焦らずに対処することができ、徐々に売上を戻していくことができました。

入江

どのような取り組みを行い、売上を元に戻していったのでしょうか?

上達社長

県をまたいでの移動制限により、小売店に一軒一軒訪問していた売り出し方ができなくなったので、youtubeでの宣伝や、360度カメラでグーグルストリートビューを作成し、東京にお越しいただくことができないお客様にアプローチしました。

コロナ禍においても丸上はあきらめない!という姿勢を社内外にお見せすることで、その姿勢をみた社員も自分で考えるようになり、会社の雰囲気がとても良くなりました。
そのきっかけの一つになったのが、入江さんの研修でした。

売上8割減。研修前の課題と研修後の変化。

入江

売上が8割減ですか・・その他、研修前にどのような課題があり、 研修後にどのように変化されましたか?

上達社長

意見をするのは幹部ばかりで、社員からは自由闊達な意見がなかなか出てこないこと、そして、社員一人ひとりが自ら考え行動することがなかなかできないことが課題でした。

研修を通じて実施してもらった「全社員を対象にしたアンケート」で、社員の本音を聞き、よいアイデア・気づきを得ることができました。
その上で、幹部社員を「話しやすい環境づくりチーム」、「人が育つ仕組づくりチーム」、「販売促進チーム」に編成し、各チームで施策の検討や社員一人ひとりがPDCAを回すことを伴走してもらいました。

これらの活動を通じ、社員一人ひとりが自ら考え行動したこと、そして社員の変化を目の前で実感したことが、会社にとってとても大きな変化でした。

入江を選んだ理由

入江

数多の研修会社の中から、入江を選んだ理由はなんだったのでしょうか?

上達社長

入江さんのご著書である「人財育成の教科書」を拝読し、人財育成において私自身が考えていることと一致していたことが、入江さんにお願いした一番の理由でした。
私は、会社を存続させるためには、経営理念に基づき、会社の強みや立場を理解し、お客様や社会の役に立つということを、社員にいかに浸透させるかが、とても大切だと考えています。

この経営理念を社員に浸透させる際、私のような社内の人間が社員に伝えるだけでなく、社外の講師に伝えてもらうこともとても大切です。
そう思い、研修先を探していました。
そこで数社を比較し、入江さんにお願いすることになったのですが、決定のポイントは、

  • マーケティング/マネジメント/接遇研修など分かれずに一人の先生から教われること
  • ただの研修で終わるのではなく、全社員アンケートを実施し、社員一人ひとりの声に耳を傾け、よりよい会社づくりに必要な施策を全員一丸で考えるという提案内容
  • 社員が講義を聴くだけではなく、チーム活動という実践が伴うこと
  • 入江さんは会社代表だからこそ、責任もって私たちに伴走しきってくれそうなこと(笑)

等です。ここに魅力を感じ、入江さんに研修をお願いしました。

研修後の会社の変化

入江

確かに、いろいろな研修を複数の先生が講義している研修会社もあるなかで、 弊社研修は、基本、入江一人が伴走しますからね。
こうしたご期待に対し、研修後、会社はどう変わりましたか?

上達社長

まず、自分たちの課題・改善策を知ることができました。
その上で、「話しやすい環境づくりチーム」、「人が育つ仕組づくりチーム」、「販売促進チーム」をつくり、当事者意識を持って取り組み、その成果を発表したことで、社員一人一人ひとりの主体性が高まりました。

例えば、朝礼の運営ひとつとっても、私一人で行うのではなく、社員全員で考えた方が、いい意見が出るし、責任感も高まることになり、まさに一石二鳥にも、三鳥にもなりました。
また、普段デジタルツールを使ってプレゼンなんてしたことない社員が、やったらできるようになった等、社員一人ひとりのプレゼンテーションスキルやコミュニケーションスキルの向上につながったことも大きな成果でした。

そして、業績も、おかげさまで、コロナ前の水準に戻ってきましたし、さらに上向いてきています。ありがたいことです。

丸上の展望と入江への期待

入江

最後になりますが、御社のこれからの展望と入江に期待することについてお聞かせください。

上達社長

これから日本が世界と戦うためには、歴史と伝統文化を伝えて、もっと人の役に立ちたいという社会貢献意識を高めていくことが大切だと思っています。
その役割を弊社が担うためには、未曽有の新しい時代に対応できる「変化し続ける会社」でなくてはなりません。
そのために、東京で一番の呉服問屋であり、日本中の商品を取り扱える自社の最大の強みを活かし、どのような機能を持ち、どうお客さまの役に立ち、日本橋の地域と着物をどう絡めて、貢献していくかを社員と議論していく必要があります。

その際に入江さんには、ネクストリーダー育成のための人財育成研修や、自社ビルの建て替えや商品のオンライン展開を見据えた新たなチーム編成・運用等についても伴走してもらいたいと思っています。
今後とも、よろしくお願いいたします。

「人財育成の教科書」
メールセミナー登録

どうすれば「人」と「組織」は変わるのか?
どうすれば人と組織は変わり「続ける」のか?

その最重要ポイントを、3日間のメールセミナーで、お伝えします。
ぜひ、ご登録くださいませ。(無料です)

    top
    資料ダウンロード