私はいま、「260年の平和を築いたリーダーに、リーダーシップを学ぶ」をテーマに、
『徳川家康』全26巻を読んでいます。
今は第6巻。
三方ヶ原で完勝した武田信玄が、病に斃れ、その家督を継いだ武田勝頼との一進一退の戦い。
この後はきっと長篠の合戦。
武田騎馬隊 対 織田徳川鉄砲隊
熱い。熱すぎます。
そして、この本で心を惹かれるのは、男子の戦いと共に描かれている、女子の情愛、悲哀について。
家康の母、於大の方は、この上なき賢母として、そして、妻(正室)、築山御前は、
びっくりするくらい悪女として、描かれています。
この本を読むまで、私は、築山御前のこと、詳しく知らず、
「わが子とともに死罪を言い渡される悲劇のヒロイン」
と思っていたのですが、あまりの悪女、というか、悪女になっていく(狂っていく)姿が、凄まじい。
本当にそうだったのか、山岡荘八先生の小説だけを信じていいのかわからないので、調べました。
すると、情報がいろいろあって、稀代の悪女なのか、悲劇のヒロインなのか、はっきりしたことは言えないのですが、
間違いなく言えるのは、夫である、家康公との、不仲ぶりです。
山岡荘八先生の筆を借りると、家康公が、近習に、こんな一言をもらしています。
「会えば必ず喰ってかかる。
睦言よりも怨みがつねに先立っては、女子は自分と同等以上の男は持てぬ。
反撥し合うと男は短気、世間のこと、戦のことで忙しいゆえ、短気になるものと、女子の方で知らねばならぬ」
この言葉、深いい、、と思うのは、私が男だからでしょうか。
こうして、敵対する武田家との内通をも疑われ、わが子とともに果てることになる、妻・築山御前。
彼女も、彼女なりに、そうならざるを得ない背景が描かれているので、涙を誘います。
リーダーシップを学ぼうと、『徳川家康』を読み始めましたが、期待以上の人間学がここにありました。
人に伝える者として、これからも、学んでいきます。
(学ぶというと、カッコつけてますが、ただの歴史好きなだけですね^^;)
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