●マンダラチャート
その類稀な身体能力と運動神経で
リトルリーグ時代から活躍してきた大谷選手。
花巻東高校1年時代に描いたのが、「マンダラチャート」です。
ここに描いた目標は、
「ドラフト1位に8球団から選出されること」である、と。
そのためには、
・体づくり
・コントロール
・キレ
・スピード160km/h
・変化球
・運
・人間性
・メンタル
が大事である、と。
この8項目すべてにおいて、
それぞれ何を実践すればいいか描いているのですが、
その1つ、「運」を得るために何をすればいいか、
素敵なことを描いています。
・あいさつ
・ゴミ拾い
・部屋そうじ
・審判さんへの態度
・本を読む
・応援される人間になる
・プラス思考
・道具を大切に使う
・・いかがでしょうか。
そこのお母さん、いかがですか。
すごすぎやしませんか。
目標設定から、実践目標まで、一目で描いてある。
これさえやれば、目標に到達できる。
こんなふうに生きてほしいと、
気ままに生きているわが子を見ると、私もそう思ってしまうのです。
●夢への道しるべ
高校3年間、甲子園等々で活躍し、
卒業後の去就が騒がれる大谷選手。
高卒後すぐにメジャーリーグ(MLB)に挑戦するか、
日本のプロ野球(NPB)に入団するか、考えに考えます。
結果、MLB挑戦の意思を固め、周囲に宣言。
その後、ドラフト発表。
ドラフトで、
MLBに挑戦するとの本人の意思を知ってか知らずか、
北海道日本ハムファイターズが、1位指名をするのです。
MLBいきますから!
行くって言ってるじゃん!
とのことで、大谷選手は当初、球団との交渉を拒否していたのですが、
一度も話も聞かないのは失礼、とのことで、話を聞くことに。
ここで球団から提示されたのが、
です。
ここには、高卒後そのままMLBに挑戦する場合と、
一度NPBでもまれてからMLBに挑戦する場合で、
MLBで活躍する確率にどのような違いが生じるか
ロジカルに描かれています。
これを読むと、そりゃあまず、NPBだよなと、私もそう思うのです。
大谷選手も、
ご家族もそうだったようで、
結果、北海道日本ハムファイターズ入団を決意。
(将来のMLBを夢見て、まず)NPBでの活躍を誓います。
●栗山監督の若手育成術
北海道日本ハムファイターズで出会ったのが、
のちに2023WBC優勝監督となる、栗山英樹監督。
高校までは、投打の二刀流で活躍した大谷選手でしたが、
プロでは前例がないため、
投手でいくか、
打者でいくか、
二者択一を迫られます。
大谷選手も、プロでは普通、そうだよなと思っていた節があるのですが、
栗山監督が示したのは、
「若い芽は摘まさない」
「二刀流で行け」
という方針。
この前代未聞の決断に、周囲は最初、冷ややかでしたが、
二刀流の道を歩むことになります。
その経緯は、月刊誌「致知」に紹介されています。
栗山監督との出会いがなければ、
今の大谷選手の活躍はなかったかもしれません。
出会いが人を変える。
目標が人を変える。
実践が人を変える。
この3つについて、あらためて考えさせられた、大谷選手の活躍でした。
これからも、さらなる大活躍を、
同じ日本人として、心より応援しています。
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■ 編集後記
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上記で紹介しました、致知出版社が出版されている
「1日1話、読めば心が熱くなる 365の仕事の教科書」
を用いた読書会を主宰しています。
社員の人格を養成するために、何をすればいいのか。
栗山監督は、「致知」を使いました。
私たちも、読書の力、使ってみませんか。
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