沖縄で講演をしてまいりました。
「リデプロ」という、
事業開発+人財育成事業を展開されている、
沖縄県産業振興公社さまからのお招きです。
▽リデプロ
https://redeoki.com/
県内の全企業におススメしたいほど、素敵な事業で、
そちらでお話をさせていただきました。
本当に、ありがたい機会をいただきました。
心より感謝申し上げます。
私、沖縄に行くのは久々でして、
せっかくなので、感動企業を視察しよう!と思い、
琉球補聴器さんに伺いました。
琉球補聴器さんは、何が有名かというと、朝礼です。
朝礼日本一!との呼び声もあるほどです。
琉球補聴器さんは、毎朝、朝礼を、丁寧にやってらっしゃいます。
どれくらい丁寧かというと、まず驚くのが、その時間です。
毎朝、朝礼を、
1時間!
もかけてやってらっしゃるのです。
1時間ですよ。1時間。
前代未聞です。
1時間もの朝礼というのは、
意味がないと絶対にやらないわけで、
なぜやっているのか、
どのようにやっているかというと、
それには崇高な理由がありました。
そのうち、どんな会社さんでも生かせるポイントとして、
3点、ご紹介します。
「うちの会社の朝礼、意味あるの?」
「こんな朝礼ならやらない方がいいのでは?」
「朝礼を盛り上げることなんて、できるの?」
とお思いの方、ぜひお読みください。
1.朝礼の目的を参加者全員が理解している
おそらく、多くの会社で、社員さんは、
朝礼の目的を理解せず、惰性で参加されています。
朝は眠いんです。
通勤はしんどかったんです。
早く仕事にとりかかりたいんです。
そりゃあ盛り下がるわけですよ。
どうすればいいのか。
この朝礼、何のために行うのか。
みんなにどうなってもらいたいから朝礼をするのか。
これを文字や言葉で何度も伝え続ける必要あります。
朝礼の目的とは、本来、
「全員でいい仕事をするため」
であるはずです。
わが社の朝礼は、
・こうした目的に沿った朝礼になっているのか
・そもそもわが社の朝礼の目的とは何なのか
・それを社員さんに伝えているのか
自問自答してもらえれば、と思います。
2.双方向型の朝礼になっている
情報は、伝達するだけでは、伝わりません。
そこに双方向性がなければ、伝わりません。
双方向性とは、こちらが伝えるだけでなく、
相手にもアウトプット(発言)してもらうことです。
この双方向性が、一般的な朝礼ではほぼありません。
みんな、
「まだ朝礼終わらないの」
「早く仕事しようぜ」
と思って朝礼に出ているわけです。
参加者に発言を促したって、
進行役などの責任者以外、発言するわけもありません。
参加者の発言を促すには、
・発言しやすい雰囲気づくり
・発言する仕組み(朝礼のスクリプトやテーマ)
が必要です。
わが社の朝礼は、
参加者が発言しやすい環境になっているのか、
これも自問自答してみてください。
3.朝礼が、昨日の行動の振り返りや、
今日の行動の決意の場になっている
「PDCA」という言葉があります。
Plan 計画
Do 実行
Check 検証
Adjust 改善
です。
このPDCAが有効に機能するために、
もっとも大事なのは、
「検証」だといいます。
その行動、検証する機会を設けてますか?
振り返りの機会がありますか?
です。
行動を振り返る機会がなければ、
やったらやりっぱなしです。
やってやりっぱなしであれば、
そこには創意工夫が生まれません。
改善は生まれません。
生産性は上がりません。
改善には、必ずセットで、「検証」が必要なのです。
その検証の場面を、朝礼で作ります。
「昨日のあの行動は、あれでよかったのか?」
「理念に照らして考えると、あの行動は正解だったのか?」
「今日はどのように行動しようか?」
これを毎朝考え、アウトプット(発言)している人と、
そうでない人では、
行動の質が変わります。
成長のスピードが変わります。
わが社の朝礼、このような場面を提供しているのか、
これまた自問自答してみてください。
●朝礼・まとめ
以上、
「日本一の朝礼に学ぶ・朝礼のポイント3選」
でしたが、いかがだったでしょうか。
仮に、毎朝6分だとしても、参加者が10人いれば、
毎朝1時間もの時間を費やしているのが、朝礼です。
年間240日勤務であれば、
朝礼に240時間も使っているとの自覚が必要です。
その朝礼が、
「全員がいい仕事をするための朝礼」
になっているのか、それとも、
「ただ惰性でやっているだけの朝礼」
になっているかって、
続けていけば、どうしても大きな違いになりますよね。
後者の朝礼を続けているのであれば、
朝礼、やめてもいいんです。
前者に近づけるため、参加者同士、
「うちの朝礼、どうすればいい?」
と話し合う機会、設けてみませんか?
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