私はいま、孫子の兵法を学んでいます。
その中で、「呉越同舟」の故事がでてきました。
曰く、
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紀元前5世紀頃、呉と越は覇を競い合っていました。
仇敵同士の呉と越が同盟関係となるなんて想像も出来ないことですが、孫子は状況によってはあり得ると述べました。
もしも呉の人と越の人が同じ舟に乗っていて、途中で暴風雨に出遭えば、舟を沈めないために必ず協力し合うようになると。
これが有名な「呉越同舟」の由来です。
ただでさえ人間組織は、放っておいたら互いに離反し崩れ去っていく性(さが)を持っています。
しかし、たとえ憎み合う関係にある者同士でも、生き残りを賭けねばならないほどの危機や苦難に接すれば、
そこから共通の目標を見出し、協力関係を構築することも不可能ではありません。
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とのこと。
これを近代に置き換えると、
憎み合っていた薩摩と長州が、「倒幕」という共通目標をもつことで手を握ったのが、「薩長同盟」
アメリカと中国が協調し、日本と対峙したのが、「大東亜戦争」(太平洋戦争)
です。
あまり仲のよろしくないAさんとBさんが、Cという共通目標ができることで、2人が協力すること、
考えてみれば、身近にも、ありますよね。
これを現代に置き換えると、どうなるか。
「地球温暖化」
「環境問題」
という地球規模の問題に対し、国家を超え、人種を超え、立ち向かおうとしているのが、
「SDGs」
「持続可能な開発目標」
「循環型社会」
です。
これを行わなければ、地球が立ち行かなくなる、人類滅亡の危機なので、本気で対応する必要、ありますよね。
が、この活動、日本では、
「どこ吹く風」
「他人事」
のように感じるのは、私だけでしょうか。
日本の江戸時代は、世界に類を見ない「循環型社会」でした。
世界が「循環型社会」に移行するのであれば、過去の日本にこそ、学ぶべきモデルがあります。
世界が循環型社会になっていくために、日本が、世界をリードする。
そんな日が来ることを、願ってやみません。
そのためにまず自分がやること!
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